『秋の夜風と共に・・・』 〜平成15年度初くんち〜


10月9日、一部の唐津人にとって特別な日。
年中行事である唐津くんちのイベントの一つ、初くんちである。
唐津くんち本番へ向けてのオープニングセレモニーな感じか?
私的には曳山囃子の新人戦だと思っている。
今年は午後7時丁度に神社の境内に入る。鳥居を潜る頃に神事が始まった。
私は毎年定位置の場所、社務所の東北角に腰を下ろす。
周りは曳き子さんと観客で一杯。今年は去年に比べてやや人が多い気がする・・・
厳かに神事は進み偉いさんのご挨拶。マイクで喋ってくれるのでありがたい。
一部、保存会は広島のイベントに参加されているとの事だったが、
先ずは保存会からの囃子の奉納が行われる。
道囃子、競り囃子、立山囃子の順に囃子が奏でられる。やはり保存会は上手い!
秋の夜空に響く囃子・・・やはりこうでなくては!!!
保存会の囃子奉納の後は各町内の競り囃子の奉納。
1日から毎晩練習していた子供達の実力が試される時です。
今年は大石町からのスタート、とりさん・・・仕事か・・・
座ったコンクリートの冷たさと競り囃子の響きで秋を感じる。
囃子と一緒に秋風に紫色の煙を燻らせ目を閉じ囃子を聴き入る。良いなぁ・・・
各町内、順調に囃子の奉納が進んでいく。
囃子を聴きながらも色んな知人と挨拶を交わす。
毎年この時期にしか顔を見ない知人も多い。更に唐津くんちの行事に
纏わりついている私、曳き子さん関係の知り合いも年々増えていく。
スレ住人の博多通勤さん、珠取さん、義経の家来さん、駅前さんとも会えた。
囃子の流れる中、沢山の人達と言葉を交わして時は過ぎる・・・
あっと言う間に最後の魚屋町の奉納の出番。
今年塗替えな上に当番町な為に気合の入り方も一味違う。
一町約5分とゆう短い時間の中がんがん競りながら『えんや!』の声が掛かる。
奉納後、拍手が興り据えられたスピーカーからは初くんちの終わりを告げる。
囃子が止み照明をおとされた唐津神社は元の唐津神社に戻った。
しかしこの日のこの時間を境に曳き子さん達は更にヒートアップしていく・・・
さて・・・初くんちに間に合わなかった鯛曳きの友人でもお迎えに行くかなぁ・・・w


てな感じでした。


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