〜曳山まにあ・おじゃがの独り言〜 その20
お旅所四方山話

皆さん知っとらすお旅所への曳き込み、曳き出しは唐津くんち最大の見せ場です。
大成小のグランドば掘り返して砂地にしてから曳山ば曳きます。
前にもちかって独り言ば呟いたばってんが唐津神社の御神体は西の浜に
流れ着いた宝鏡。お旅所への御巡幸は唐津神社の神さんの氏子ばお供にしてかい
里帰りばしよらすとです。
昔は大成小も総合庁舎も無ぉして辺りはちょっとした砂丘になっとったらしかです。
並び順も今と同じごて並べよったともあるばってんが時代によって今の8番から
14番までの逆に並びよった時代もあるし海の方ば向いて並びよった事もあるらしか。
また、鳳凰丸はあんまい重とぉしてからお旅所にいれよらんやった事もあるらしか。
そしたら他所からの見物客な鳳凰丸ば簡易出張神社と勘違いしてからお賽銭ば
投げられよったりしたらしかです。
更に刀ン町と中町と材木町はヨ〜イ、ドン!で競争して曳き入ればしよったとか、
曳き子の少なかけんが我が町んモンだけじゃ曳山ば中々動かしきらんでから
隣ん順番の町んモンの手伝うて曳きよったりしよったらしかとです。
昔と比べたら見所の減ったごたる気もするばってんが・・・
今でもお旅所で見らるる珍しか事はいくつかあとです。例えば・・・

付属部品の取り付け。
木綿町の兜のテッペンの天満座や京町ん尻尾の人の出入りする為の孔の蓋系。
大石町の纏と江川町の打出の小槌と芭蕉扇。

曳山の高さ調整
電線や看板、軒下とかの障害物の無かけん高さば一番高ぉします。
特に水主町の高さ調整はワッカモンの一生懸命綱引きばしてから上げよります。
水主町の後ろのヒレとか江川町の屋根の先ば戻すともこれに入るでしょう。

そいと完成○○年記念や塗替え記念の餅撒きなんかも時々ありよります。
曳き込みの終って直ぐに出店や酒飲みに行かんでそげんかとば見るとも楽しみの一つです。


今年のくんちの時にでも皆さんチェックしてみてはいかがですか?(気の早い話だw)


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