〜曳山まにあ・おじゃがの独り言〜 その15
唐津城下町割りと火消し組


皆さんは宵ヤマん時の金獅子に付いとる提灯に『い組』て書いてあるとは
知っとらすやろうか?更に何故『い組』か知っとらすやろうか?
唐津城下町の出来た時に唐津は約12万石の所領があったとです。
そいば1万石1町として12ヶ町の城下町に町割りばさしたとです。
そん時の町は本町・呉服町・八百屋町・中町・木綿町・材木町・京町・
刀町・米屋町・大石町・紺屋町・魚屋町の12ヶ町ばい。
そげんかうち人の増えて城下町に5ヶ町追加になっとります。
そいが平野町・新町・塩屋町・東裏町・江川町の5ヶ町ばい。
そいでまた、何時ん頃か解らんばってんが火消し組の各町で出来とっとです。
そん時にゃ塩屋町と東裏町は存在しとりまっしぇん。
最近流行の市町村合併のごたるですね。
そん時にゃ正確な城下町じゃ無か水主町も加わって全16ヶ町。
そん時に某時代劇んごて『いろは』で組名ば付けてあるとです。
本町=い・呉服町=ろ・八百屋町=は・中町=に・木綿町=ほ・材木町=へ・
京町=と・刀町=ち・米屋町=り・大石町=ぬ・紺屋町=る・魚屋町=を・
平野町=わ・新町=か・江川町=よ・水主町=た。となっとったらしか。
そいやっけん江戸時代の火消し装束ば着てから曳山ば曳くとです。
で、もうお判りのごて金獅子は本町、そいやっけんが『い組』になるとです。

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